セサミンとウコン

セサミンとウコンは、ともに肝機能をアップさせてくれる効果があるとされています。
これは、セサミンとウコンが似たような働きを持っているためです。
ただ、肝臓に与える影響は、セサミンとウコンではちょっとした違いがあるのです。

セサミンとクルクミンの効果は似ている

セサミンはゴマに含まれているポリフェノール「ゴマリグナン」の一種です。
ウコンにもクルクミンというポリフェノールの一種が含まれています。
実はセサミンとクルクミンは、ともに肝臓で抗酸化作用を発揮してくれる成分なのです。
体内には活性酸素という物質があります。
活性酸素は病原菌を退治する一方で、細胞を傷つけて老化の原因を作ります。
活性酸素は肝細胞を傷つけて肝機能を低下させますし、脂肪肝の原因物質である過酸化脂質を生成します。
セサミンとクルクミンの抗酸化作用は、肝細胞の破壊と過酸化脂質の生成抑制に役立ってくれます。
これによって肝機能の低下を抑えられれば、あとは肝臓の高い再生力によって肝機能が回復していくのを待つだけになります。

鉄分の含有量が大きく違う

ただ、セサミンとウコンでは大きく違っているところがあります。
それは、鉄分の含有量です。
ウコンは100グラム当たり41.8ミリグラムもの鉄分が含まれていますが、セサミンの原料であるゴマは14.6ミリグラムと3分の1程度にすぎないのです。
肝臓疾患の中には、鉄分の摂取が禁忌となるケースがあります。
C型肝炎やNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の患者は、鉄分を多く摂取すると症状が悪化してしまうのです。
肝臓に蓄えられている鉄分が酸化してしまうことが原因で、鉄分の多いウコンの摂取が逆効果になる可能性があります。
その点、セサミンは元となるゴマの鉄分含有量が多くありませんので、ウコンほどのリスクはありません。
上記の疾患の場合には、鉄分を気にしないで肝機能回復が期待できるというわけです。

似たような効果を持つ成分を含んでいても、それ以外の成分が意外な影響を及ぼすケースがあります。
セサミンとウコンは、その典型的な例と言えるでしょう。

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